本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。 最終更新 2026年11月6日
通信の「実際どうなのか」を、実測で。 記事の作り方

PR記事内に広告リンクを含みます。

中国本土旅行のeSIM・WiFi — 上海・北京で使う前に商品の対象と仕様を確認する

中国本土へ行くときのデータ通信は、「中国」と書かれた商品なら何でも同じとは限りません。香港やマカオとの境目、電話番号の有無、つなげる台数を、申し込む前に公式の案内で確かめておくと迷いません。

記事内の料金は 2026年10月26日 時点で各社の公表情報を確認したものです。 最新の料金・提供条件は各社の公式サイトをご確認ください。

目次
  1. この記事でわかること
  2. 5つの商品を一覧で比べる
  3. eSIM — トリファとGlocal eSIM
    1. トリファ
    2. Glocal eSIM
  4. WiFiルーターのレンタル — 3社の違い
    1. グローバルWiFi
    2. ZEUS WiFi for GLOBAL
    3. WiFiBOX
  5. 容量と台数の決め方
  6. 電波が弱くなりやすい場所は、公式にどう書かれているか
  7. 使えるアプリの案内は、各社の表現を読む
  8. 携帯電話会社の国際ローミング
  9. 出発前に済ませたいこと
  10. 旅程に合わせた考え方
  11. まとめ
  12. 参考にした公式情報

中国本土の旅行で、上海や北京を回るためのデータ通信を探すと、「中国」向けの商品、「中華圏」向けの周遊商品、「中国本土・香港・マカオ」をまとめた商品が並びます。名前は似ていても、対象の範囲や、電話番号が付くか、何台でつなげるかは商品ごとに違います。

この記事では、トリファ、Glocal eSIM、グローバルWiFi、ZEUS WiFi for GLOBAL、WiFiBOXの公式の案内から、中国本土を対象にした仕様の違いを比べます。あわせて、ドコモ・au・ソフトバンクの国際ローミングで、中国がどう扱われているかも確認します。香港・マカオの商品の違いは香港・マカオ旅行のeSIM・WiFiで扱っているので、ここでは本土の側から見ます。eSIM・WiFiルーター・国際ローミングの三つの方式そのものの違いは、eSIM・海外WiFiルーターレンタル・国際ローミングの比較にまとめています。

料金は時期やキャンペーンで変わるため、金額は扱いません。最新の料金は各社の公式ページで確認してください。内容は公式サイトの情報(2026年10月26日時点)をもとにしています。

夕暮れの高層ビル街を望むホテルの机に置いたスマートフォンとパスポートのイメージ

この記事でわかること

  • 5つの商品(eSIM 2つ、WiFiルーター 3つ)で、中国本土が対象になっているか
  • 電話番号が付くか、同時につなげる台数はいくつか
  • 容量の選び方と、公式に書かれている「電波が弱くなりやすい場所」
  • ドコモ・au・ソフトバンクの国際ローミングでの中国の扱い
  • 出発前に済ませておきたいことと、商品ページの「使えるアプリ」の書き方の読み方

5つの商品を一覧で比べる

カフェのテーブルに置いたポケット型WiFi、スマートフォン、ノート、お茶のイメージ

公式サイトで確認できた範囲を、表にまとめます。

商品方式中国本土の対象台数・共有
トリファeSIM中国本土向けプランテザリング(基本対応)
Glocal eSIMeSIM中国向け/中華圏周遊テザリング可
グローバルWiFiルーター中国用プラン/アジア周遊最大5台
ZEUS WiFiルーター中国プラン最大10台(推奨5台)
WiFiBOXルーター本土・香港・マカオ周遊4G端末5台・5G端末10台

eSIMの2つは、どちらもデータ通信のみで、電話番号は付きません。いつもの電話番号で通話やSMSを使いたい場合は、後半で扱う携帯電話会社の国際ローミングが候補になります。

eSIM — トリファとGlocal eSIM

トリファ

トリファの中国プランは、中国本土向けです。香港・マカオ・台湾はそれぞれ別のプランが用意されているため、周遊するときは行き先に合わせて確認するよう案内されています。

  • 日数と容量 — 利用日数は3日・7日・15日・31日・60日の5種類で、選べる容量は日数ごとに違います。たとえば3日間は1GB・3GB・無制限、31日間は5GB・20GB・無制限、60日間は10GB・30GB・80GBです。1日あたりの上限はなく、購入した日数の中で総量を配分できる仕組みと案内されています。
  • 回線 — China Mobile Hong Kongを経由して、CMCC(中国移動)の回線にローミング接続すると案内されています。
  • 電話番号 — 電話番号付きのプランは提供していないとされています。LINEなどネット回線を使った通話を使う案内です。
  • 追加と共有 — データが足りなくなったら、アプリからいつでも追加のプランを購入できます。テザリングは基本的に対応していますが、まれに対応していないプランもあるため、アプリのプラン詳細で確認する案内です。
  • 開通の期限 — 未使用のプランは、購入日から3ヶ月以内に利用を開始します。
trifaPR

海外でアプリだけで通信を完結

Glocal eSIM

Glocal eSIMは、1か国向けの料金表に「中国」の行があり、日数は3日間・5日間・7日間・15日間・30日間から選ぶ形です。中国を含む複数の地域を回る場合には「中華圏周遊」があり、対象国・地域はマカオ、中国、香港、台湾とされています。

  • 電話番号 — データ通信のみの回線で、電話番号の付与はありません。LINEなどのデータ通話は利用できます。
  • 追加と共有 — 契約した容量を超えても追加購入はできず、新規で購入する案内です。テザリングは利用できます。
  • 期限と日数の数え方 — 開通前の有効期限は、お申し込み日から90日です。日数は、プラン対象国で通信をつかんだタイミングから24時間間隔で数えられます。
  • 端末の注意 — 中国本土で購入した端末は、eSIM非対応とされています。
Glocal eSIMPR

60か国以上の国と地域に対応

【Glocal eSIM】

WiFiルーターのレンタル — 3社の違い

グローバルWiFi

グローバルWiFiの中国用ルーターは、最大5台まで同時につなげます。複数台をつなぐと速度が下がることがあり、通信が必ず必要な場面では、ひとり1台での利用がすすめられています。

容量は、1日に使える量に合わせて4つのプランから選びます。300MB、600MB、1.1GB、そして無制限です。2か国以上を回る場合には、韓国・中国・香港・シンガポールなどのアジア27ヶ国が対象のアジア周遊プランもあります。

受け取りは日本国内に限られます。中国現地ではルーターを受け取れないため、空港カウンター、宅配、コンビニのいずれかで日本のうちに受け取る案内です。

グローバルWiFiPR
グローバルWiFi公式サイトを見てみる

ZEUS WiFi for GLOBAL

ZEUS WiFi for GLOBALは、中国向けのデータ容量を300MB、500MB、1GB、無制限の4つのプランから選びます。端末の同時接続数は最大10台で、推奨は5台までです。

通信できる範囲は、北京、上海、深圳、広州、天津、成都、重慶など、中国のほぼ全域とされています。

ZEUS WiFi for GLOBALPR

WiFiBOX

WiFiBOXは、「中国本土・香港・マカオ周遊」のページで、この3か所をまとめて使えるWi-Fiレンタルとして案内しています。同時接続は、4G対応の端末が5台、5G対応の端末が10台です。1日あたりの上限データ容量を選ぶ形で、500MB、1GB、完全無制限、5G完全無制限があります。

中国国内線に乗る予定がある人への案内もあります。空港のテレコムスクエアカウンターで受け取るよう書かれていて、中国の安全基準「CCC」マーク付きの端末に対応しているとされています。駅や街中の無人WiFiBOXで受け取った端末にCCCマークがない場合は、出発前にカウンターで交換する案内です。

WiFiBOXPR
海外WiFiレンタル【WiFiBOX】

容量と台数の決め方

  • 容量の数え方を揃えて比べる — トリファは、購入した日数の中で総量を配分する仕組みです。グローバルWiFi・ZEUS・WiFiBOXのルーターは、1日あたりの上限で選ぶ形です。eSIMは「期間の合計」、ルーターは「1日ごとの上限」で選ぶことになるため、同じ数字でも意味が違います。
  • 複数人で共有したい — ルーターは同時接続の台数が商品ごとに決まっています。グローバルWiFiは最大5台、ZEUSは最大10台(推奨5台)、WiFiBOXは端末によって5台か10台です。グローバルWiFiは、台数が多いと速度が下がることがあると案内しています。
  • スマートフォンだけで済ませたい — eSIMは、受け取りや返却がありません。ただし端末がeSIMに対応していて、SIMロックがかかっていないことが前提です。確かめ方はeSIMの入れ方・使い方 初心者ガイドと選び方チェックリストにあります。
  • パソコンやタブレットもつなぎたい — テザリングの可否は、トリファとGlocal eSIMで案内が異なります(上記)。海外でのテザリング・PC・タブレットも参考になります。

電波が弱くなりやすい場所は、公式にどう書かれているか

ガラス屋根の大きな駅のホームに停まる高速鉄道のイメージ

中国本土は広く、場所によって電波の入り方が変わります。各社の公式ページには、次のような注意が書かれています。

  • トリファ — 山間部の自然観光地や万里の長城の一部の区間など、郊外では場所によって電波が弱くなることがあると案内しています。高速鉄道での移動中はおおむね通信できる一方、トンネル区間では一時的に途切れることがあるとされています。
  • グローバルWiFi — プランに関わらず、省都などの大都市圏や都市中心部を除いた地域では、3G回線や2G回線となる場合があると案内しています。
  • ZEUS WiFi for GLOBAL — 山間部や離島などの一部の地域では、電波状況が不安定になる場合があるとしています。4G/LTEをつかまない場所では3Gまたは2Gに接続することがあり、地下や建物内、移動中も接続が不安定になることがあると書かれています。
  • WiFiBOX — 特に空港付近や山岳部、海岸部、地下や高層階では電波が弱い可能性があるとしています。

つまり、市街地の旅行と、山間部や郊外へ足をのばす旅行では、公式の注意書きの読み方が変わります。旅程に山間部が入る場合は、その地域についての注意を商品ページで確認してください。

使えるアプリの案内は、各社の表現を読む

中国本土でのインターネットの使い方については、商品ページにそれぞれ説明があります。この記事では、公式ページに書かれている表現を、そのまま各社の案内として紹介します。実際に使えるかどうかは、現地の状況や回線によって変わります。

  • トリファ — 本土滞在中も、LINE・Google Maps・Instagram・YouTube・WhatsApp・Gmailなどをそのまま利用できると案内しています。
  • Glocal eSIM — 中国プランでLINEやGoogleなどが利用可能としています。
  • ZEUS WiFi for GLOBAL — 中国プランなら、LINE、Instagram、Google、YouTubeなどの主要サービスがそのまま使えると案内しています。アジア周遊・世界周遊で中国を使う場合も同様とされています。
  • WiFiBOX — 中国本土・香港・マカオで、LINE・Google・YouTubeなどのSNSやアプリが使えると案内しています。
  • グローバルWiFi — 特別回線なら、中国ではアクセスできないSNSやアプリも使用可能としています。そのうえで、特別回線でも、中国政府の規制や著作権の問題で使えないサービスが増える可能性があると注意しています。別の箇所では、利用可否や通信状況は現地の規制や回線状況により変動する場合があるとも書かれています。

いずれも、各社自身の案内です。使いたいアプリが決まっている人は、申し込む前に、その商品ページの記載と注意事項を読んでください。この記事では、VPNの使い方や、規制を避ける方法は扱いません。

携帯電話会社の国際ローミング

eSIMもWiFiルーターも用意せず、いつもの電話番号のまま使う方法もあります。中国の扱いを、各社の公式情報で確認しました。

  • ドコモ「世界ギガし放題」 — 対象国・地域のアジアの一覧に、中国が載っています(香港は別の項目です)。「ドコモ MAX」「ドコモ ポイ活 MAX」「ahamo」などは、渡航先でデータローミング設定をONにするだけで使え、申し込みは不要と案内されています。契約中のプランは公式ページで確かめてください。
  • au「au海外放題」 — 対象の国・地域のアジアに、中国が載っています。事前予約ありの「予約割」が適用される国・地域の一覧には、中国は載っていません。2027年2月1日から、事前予約を廃止するリニューアルが告知されています(2026年10月15日掲載)。海外での音声通話とSMSには、別途料金がかかると案内されています。
  • ソフトバンク「海外あんしん定額」 — 国際ローミングの案内資料(PDF)で、中国は定額国Lに属するグループの行に載っています。

楽天モバイルについては、この記事では中国本土の対象を確認していません。また、ドコモ・au・ソフトバンクの公式ページで、中国本土でのアプリやサービスの利用可否についての記載は、今回確認した範囲では見つかりませんでした。なお、auのページには、渡航先の通信事情などにより、提携事業者や国・地域が変更になる場合や、利用できない場合があると書かれています。

出発前に済ませたいこと

  • eSIMの設定は日本で — トリファは、中国では設定を必ず日本で済ませるよう案内しています。到着後は、中国国内の回線からダウンロードに必要なサーバーやアプリストアにつながらないことがあるため、出発前にWiFi環境で設定まで終えるとされています。設定の手順はeSIMの入れ方・使い方 初心者ガイドを参照してください。
  • 現地でのデータローミングと日本のSIM — トリファは、現地到着後にeSIM側のデータローミングをオンにし、日本のSIMのデータ通信をオフにしておくと、意図しない通信料の発生を防げると案内しています。国際ローミングの請求を避ける設定は、高額請求を防ぐ設定にもあります。
  • WiFiルーターは日本で受け取る — 中国現地では受け取れないとされています(グローバルWiFi)。受け取りと返却の流れは海外WiFiレンタルの受取・返却ガイドにまとめています。
  • 端末と有効期限 — 中国本土で購入した端末はGlocal eSIMの対象外とされています。開通前の有効期限は、トリファが購入日から3ヶ月、Glocal eSIMが申込日から90日です。
  • つながらないとき — 海外でeSIMがつながらないときの確認ポイントにまとめています。

旅程に合わせた考え方

  • 上海・北京など市街地をひとりで — 本土が対象のeSIM(トリファ、Glocal eSIM)が候補です。電話番号は付かないので、通話はLINEなどのデータ通話になります。
  • 家族や友人と数人で — 同時接続の台数がある、WiFiルーターが候補です。台数の上限と、台数が多いときの注意を確認します。
  • 本土と香港・マカオを続けて回る — トリファの中国プランは本土向けで、香港・マカオは別プランです。Glocal eSIMの「中華圏周遊」、WiFiBOXの「中国本土・香港・マカオ周遊」、グローバルWiFiとZEUSのアジア周遊は、本土を含む周遊の商品です。対象国は香港・マカオの記事も参照してください。
  • 山間部や郊外へも行く — 各社が電波の弱くなる場所を注意書きにしています。旅程の地域を、商品ページの注意で確かめます。
  • いつもの電話番号を使いたい — ドコモ、au、ソフトバンクの国際ローミングで、中国が対象に載っています。契約中のプランの条件は公式ページで確認します。

まとめ

  • 中国本土向けの商品でも、対象の範囲は違います。トリファの中国プランは本土向けで香港・マカオは別プラン、Glocal eSIMの「中華圏周遊」とWiFiBOXの「中国本土・香港・マカオ周遊」は複数の地域をまとめた商品です。
  • eSIMの2社は電話番号が付かず、WiFiルーターは同時接続の台数が商品ごとに決まっています(5台、10台など)。
  • 電波が弱くなる場所は、各社が公式ページに注意書きを載せています。山間部や郊外を含む旅程では、その部分を読んでください。
  • 「使えるアプリ」の案内は、各社自身の表現です。グローバルWiFiは、使えないサービスが増える可能性があるとも注意しています。
  • ドコモ・au・ソフトバンクの国際ローミングでは、中国が対象に載っています。
  • eSIMの設定は日本で済ませ、WiFiルーターも日本で受け取ります。内容は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトで最新の案内を確認してください。

参考にした公式情報